フライト

航空機でのマスク未着用【搭乗拒否】騒動について現役CAが緊急解説!

こんにちは、パフォーマンスラブリーのCocoです。

皆さんご存じのように

  • ピーチ(Peach)でマスク着用拒否の男性を降ろすために緊急着陸するトラブル
  • 北海道エアシステムでマスク着用拒否の男性が出発前に機内より降ろされるトラブル

昨今このような航空機内でのマスク着用拒否に関するトラブルが連日ニュースで取り上げられています。

私Cocoも現役CAとして乗客のマスク着用に関するトラブルとは日々実際に向き合っています。

「マスク拒否」ということばかりがクローズアップされて取りあげられ誤解を招いていると感じ、記事する必要性を感じたため急きょまとめています。

Cocoです

この記事を読めば、マスク着用拒否という事が搭乗拒否にいたる直接の原因ではないということが理解できます。

この記事を読むメリット
  1. 知っておいて損はない、航空機内でのルールについて理解できます
  2. ご自身が万一、機内でトラブルに巻き込まれてしまった際に役に立つ知識が得られます

それでは解説していきます。

マスク未着用が直接の原因ではなく航空法違反が原因

そう、飛行機から降ろされた直接の原因はマスクではないのです。

CAの職務を妨害!

という航空法に違反したからなのです。

航空法とは?

誤解しないでいただきたいのは、

いずれの事例もマスク着用を拒否したというのは事の発端に過ぎず、飛行機を降ろされた直接の原因ではありません。

航空法第73条に違反したのが原因です。

航空法とか言われても・・・、ですよね。

ざっくり言うと、

あらかじめ法律で決められた禁止事項があるということです。

安全運航や機内秩序を乱す行為に対して、その航空機の責任者である機長が持つ権限で、禁止するよう命令することができる

というのが航空法73条です。

航空法違反が降ろされた原因

機内は特殊な環境

それではどうして機長にそんな権限が与えられているのでしょうか?

その理由は航空機が閉ざされた空間であるためです。

・地上だったら犯罪行為が起きたら警察を呼べますが、フライト中の機内ではそれはできません。

・さらには閉ざされた空間であるため、運航の安全や機内秩序が害されてしまう前に、未然に防いでいく必要もあるのです。

このような理由から法律で機長に権限が与えられているのです。

すべてはお客さまの安全を守るためです。

禁止されている8つの項目とは?

法律で定められた禁止事項があります

この航空法では機内における特有な行為についてあらかじめ禁止項目として示しています。

それでは航空法73条に示されている

8つの安全を阻害する行為

について具体的に見てみましょう。

  1. 飛行機のドアを勝手に操作する
  2. 化粧室でタバコを吸う
  3. CAの職務を妨害する
  4. 携帯電話や電子機器を規定に反して使用する
  5. シートベルトの着用を拒否する
  6. リクライニング、テーブルなどを戻さない
  7. 手荷物を通路などに放置する
  8. 非常用の装置などを勝手に操作する

なるほどね、という感じですよね。

今回のマスク騒動は3つめの

CAの職務を妨害し、航空機の安全保持などに支障を及ぼすおそれのある行為

という項目に値します。

Cocoです

CAがそのお客さまひとりの対応で縛られてしまったら、ほかのお客さまの応対もできずにほかのお客さまの安全が損なわれてしまうということです!

このような行為に対して機長には

  1. 拘束(こわいですね。。)
  2. やめさせるための処置をとる
  3. 飛行機から降ろす

以上のような権限があるのです。

具体的には

  • 出発地の空港に引き返す
  • 最寄りの空港に緊急着陸する
  • 到着地で警察の要請をする、などなど

このような処置ということになります。。

またこれらの行為を行った者に対しては罰則として

50万円以下の罰金と定められています。

詳しくは国土交通省のページをご参照ください。

安全阻害行為についてはこちら

禁止してもやめない場合に「禁止命令書」を手交します。

Cocoです

禁止命令書は機長が発行を指示し、CAが読み上げてそのお客さまに手渡します。

マスクはきっかけに過ぎない

ここまででお分かりのように、事の発端はマスク着用の拒否でしたが、

飛行機を降ろされた直接の原因ではありません。

ただこのご時世、どうしてもメディアは

マスク着用拒否!

というところばかりに注目して報道しがちですよね。

ここは誤解しないでいただきたいです。

マスク着用には柔軟に対応

エアラインによっては搭乗されるお客さまのマスク着用を義務化しています。

ですが、

もちろんお子さまや医療上の理由でマスクが着用できない場合は対象外です。

理由がある場合は対象外

もし、マスクを着用できない理由があるのであれば、CAも柔軟に対応します。

可能な限り、まわりのお客さまを離れた座席に移動するなどできる限りの対応を考えます。

今回の場合はいずれのケースも後になってから

「健康上の理由でマスクが着用できない。」

と主張されているようですが、その場でお伝えいただかないと、、というのはありますね。

もちろんご自身でマスクをお持ちでないお客さまにはマスクをお渡ししています。

さいごに

航空機内の特殊な環境についてご理解いただけたでしょうか?

最後にまとめておきます。

  • 航空機は閉ざされた空間であるため、運航の安全や機内秩序を害する行為を未然にふせぐ必要がある
  • 機内の特有な行為については航空法に定められている
  • 機長には違反する乗客に禁止を命令をする権限がある
  • 具体的には命令書を手渡す
  • さらには緊急着陸や警察要請にも発展するかも

今回の件ではCAも対応に苦慮されたのは痛いほどわかります。

本当に他人事とは思えませんので。

ただ、航空機という公共の乗り物を利用する際には、ひとりの社会人としてルールは守らなければならないというのは本当に当たり前のことですよね。

やるならプライベートジェット機でやってください!という感じです。

こんな些細なことでご本人を含め、大勢のお客さまの貴重な時間がムダに費やされてしまったというのが残念です。

航空機は公共の乗り物

快適な空の旅のために

みなさんも飛行機に乗られた際には、CAからいろいろと要請をされてうとましく感じられる場面もあるかと思います。

ただすべては安全運航のためですので、ご理解いただけると嬉しいです。

CAもできる限りお客様がご不便な思いをされないよう、対応には日々細心の注意をはらってフライトをしています。

フライトではルールを守って、お互いに気持ちよい時間を過ごしたいですよね。

クルーも本当に努力していますので、

みなさまのご協力をお願いいたします♪

それでは、また♡

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Coco
はじめまして。アラフィフ現役CA(キャビンアテンダント)+大手前大学通信学部学生+マナー講師+別居婚のCocoです。ハワイとピンクをこよなく愛しています。好きな言葉は想定外!人生予測不可能だから楽しいのです。自分を幸せにできるのは自分だけ♡一緒に人生を楽しみましょう! FOLLOW ON INSTAGRAM
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