フライト

現役CA【キャビンアテンダント】がこっそり教える、機内でやってはいけない5つのこと

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こんにちは、パフォーマンスラブリーのCocoです。

今回は「機内でやってはいけない5つのこと」という、ちょっとドキッとするテーマでお送りします。

 

 

飛行機を利用するとき、とくに国際線のフライトでCA(キャビンアテンダント)が内心「ちょっとご迷惑だな」と思ってしまう、でもついついやってしまいがちな5つのことをお伝えします。

 

 

Cocoです
Cocoです
機内でCAを困らせてしまうこと5選です!

 

 

CAに煙たがられること5選

この中に思い当たることがある方もいらっしゃるかもしれません。

でもその時、CAは笑顔の下で内心は困った顔をしているかも!

そんなケースをこっそりお教えします。

 

機内でやってはいけないこと♡

 

ギャレイまで飲み物を取りに行く

飛行機の機内には「ギャレイ」といって、レストランの厨房(キッチン)のような、お食事を温めたりお飲み物の準備をしたりする作業スペースがあります。

この「ギャレイ」までお飲み物などを取りにいらっしゃるのは完全にNGではないのですが、なるべくならお控えいただきたいのです。

それは以下のような、3つの理由からです。

 

そもそも危ない

もしかしたら、

「わざわざコールボタンでCAさんを呼びつけるのも悪いし、ちょっとトイレに立ったついでに飲み物を」

などど思われるのかもしれません。

ですが、この「ギャレイ」にはもちろんオーブンがあったり、コーヒーメーカーがあったりといろいろな器具も装備されています。

 

そのためそもそも危険だし危ないのです。

 

 

基本、お客さまが入られるという想定では作られていませんし、気を遣っていただけるのは本当にありがたいのですが。

普通にお座席からコールボタン(コールベル)を使って呼び出していただいて、まったく問題ありません。

 

さらにはお客さまご自身でお飲み物などをギャレーから座席まで運ぶときに、慣れない機内の通路でどうしても不安定になり、こぼしてしまったりする恐れもありますよね。

それでほかのお客さまに飲み物がかかってしまったりしたら大変です!

 

 

コールボタンの呼び出しが、あちらこちらの座席で重なってしまったりすると、なかなか瞬時にはおうかがいできないこともあるかもしれません。

でもかならずおうかがいに参りますので、どうぞご安心されてお待ちくださるとありがたいです。

 

休憩している場合がある

飛行機の中には機材によって違うのですが、CAが交代で休憩を取るスペースがきちんと常備されています。

お客さまからは見えないところに、寝台列車のような簡易ベットがある機材もあります。

 

ただ、小さい機材だったり、休憩時間がフライトタイムの関係でそんなに確保できない場合にCAはギャレイの中で休憩を取ることもよくあります。

 

国際線の場合、フライトタイムの長さによって、休憩スペースできちんとしたレスト(休憩)をとってよいかどうかが規則として決まっている場合がほとんどです。

 

ある程度の長いフライトでないと、きちんとした休憩スペースで休憩できない決まりがあるのです。

 

また、もちろんサービスが終わったあとにCAが交代で食事を取るのもこのギャレイの中ですので、お食事中の可能性もあるわけです。

 

 

そんな状況の時に、いきなりカーテンのすき間からのぞかれてしまったら・・・、

ちょっとお互いに困ってしまいますよね。

 

ぜひコールボタンをちゅうちょすることなく、どんどん使ってCAを呼び出してください!

そのためのコールボタン(コールベル)なのですから。

 

作業をしている場合がある

「ギャレイ」は飛行機の中のキッチンなので、もちろん次のお食事の準備やら、いろいろな作業をする場でもあります。

場合によっては機内免税品の在庫の確認作業などもおこなっています。

また、普通に後輩の指導をしている場合もあります。

 

やはり「作業スペース」という位置付けですので、立ち入らないほうが無難ですね。

 

ジャンプシート(CAの椅子)に座る

航空機内のCAが座る専用のシートのことを

  • ジャンプシート
  • クルーシート

などと呼んでいます。

 

こちらもたまにお見かけするのですが、化粧室待ちなどの際にCAのジャンプシートに座って待たれている方がいらしたりします。

 

それぞれのエアラインによって規程が違うようなのですが、

このシートにお客さまが座ってはいけない

という決まりがあるエアラインもあります。

 

なぜなら、

お客さまが座るように設計されていない

という理由からです。

 

安全上、保安上の観点からNGとされています。

 

もし突然タービュランスで飛行機が激しく揺れだしたりした場合にお客さまがCA用シートに座られていたら!

シートベルトの装着方法などがわからないかもしれません。

 

CAシートのシートベルトは肩から通す設計で、お客さまシの座席のシートベルトとは違った構造になっているためです。

 

これは大変危険な状況になってしまいますよね。

 

 

もしCAシートに座っていて、CAからやんわりとたしなめられてしまったとしても、決してご気分を害されたりすることのないようにお願いします。

「私の椅子だから座らないで!」

などという意味ではなく、安全上お客さまは座れないようになっているというちゃんとした理由があるためです。

 

カップ麺持参で「お湯ください!」

こちらはとくにアジア系の外国籍のお客さまに見受けられますね。

ご自身でお持ち込みになられたカップ麺にお湯を入れて作ってもらう、というつわもの?がいらっしゃいます。

まったくダメではないとは思いますが、こちらも会社によってはお断りしているところもあります。

 

そもそもお湯を入れて大きなカップ麺の容器を運ぶのは危ないですし、ほかのお客さまのご迷惑にもなりかねませんので、お控えいただきたいですね>_<

お隣りの座席の見ず知らずの旅客にこれをやられたら、誰でも困ってしまいますよね。

まずにおいが避けられないですし、かなりのご迷惑となってしまいます。

 

お食事サービス中にトイレで席を立つ

こちらは事前に、機内アナウンスで明確に

お食事のサービス中は座席を立たないでください。

と伝えているエアラインもあります。

日本の航空会社ですとなかなかここまではっきりは言えないと思うのですが、実際通路にはミールカート(お食事の入ったカート)が出ている状態で、人が通ることはできません。

そのため、いったんスペースのあるギャレイ横などにまでカートを戻して、サービスを中断しなければならなくなります。

その分、皆さまへのお食事の提供も遅れてしまいますし、時間のロスになってしまいます。

 

どうしても我慢できない場合はもちろん仕方ないですが、いちおうこれを念頭においた上でご利用いただけると本当に助かります。

 

CAを呼びとめるときに制服をつかむ

通路を通るCAを呼びとめる際のお話しです。

お気持ちはよくわかるのですが、制服を「つかむ」まではいかなくても、制服のすそをつまんだり触ったりして呼びとめるのはお控えください。

 

かなりびっくりしてしまうので!

 

 

それから最近はほとんどないですが

ねーちゃん!

と呼ばれることもあったりしました。古き良き時代の思い出・・・。

これもやめましょう。゚(゚´Д`゚)゚。

 

さいごに

 

最後にこの記事のまとめです。

 

機内でやってはいけない5つのこと

・ギャレイまで飲み物を取りに行く

・ジャンプシート(CAの椅子)に座る

・カップ麺持参で「お湯ください!」

・お食事サービス中にトイレで席を立つ

・CAを呼びとめるときに制服をつかむ

 

CA目線から機内でご遠慮いただきたいことをまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?

 

CAは機内でお客さまに快適にお過ごしいただくために日々努力を重ねています。

お客さまもCAもお互いに最低限のマナーは守って、気持ちよくフライトの時間を過ごしたいですよね。

 

皆さまどうぞ快適な空の旅をお楽しみください♪

 

 

 

それでは、また♡

ABOUT ME
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Coco
はじめまして。アラフィフ現役CA(キャビンアテンダント)+大手前大学通信学部学生+マナー講師+別居婚のCocoです。ハワイとピンクをこよなく愛しています。好きな言葉は想定外!人生予測不可能だから楽しいのです。自分を幸せにできるのは自分だけ♡一緒に人生を楽しみましょう! FOLLOW ON INSTAGRAM
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