キャビンアテンダント

パンデミック最中の空港・機内の様子は?コロナ禍のCAがお伝えします

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こんにちは、パフォーマンスラブリーのCocoです。

このコロナウイルス感染拡大によるパンデミックも、発生してからそろそろ1年が経ってしまいますね。

私たちCAも、はじめはかなり違和感のあったマスクと手袋着用での乗務がすっかり板についてきました。

メガネの着用さえ許可していないエアラインが多い中で、CAがマスクを着用するというのは異例中の異例でした。

私も2003年のSARSのとき以来で、記憶にありません。

マスク着用では表情が分かりませんからね。

Cocoです

そもそもマスクをしなければならないようなコンディションではCAの仕事は務まりませんので、病欠を選択することになります。

マスクをしたままの機内アナウンスも、はじめはどうかな?と思っていたのですが、今ではすっかり慣れてしまいました。

けっこう声もこもらずに普通に聞こえるようです。

この記事ではパンデミック最中の、今の空港や機内の様子をお伝えします。

空港には警察官とスタッフだけ!

国内線については徐々に回復してきているという印象だったのですが、そんな矢先にまた新型コロナウイルスの感染者数が増えはじめ、2021年の年明け早々に、2度目の緊急事態宣言が発令されました。

これを機にまた便数も減りましたし、お客さまの数も減っていきました。

先日はガラガラの空港で、目にするのはエアラインのスタッフなど従業員と警察官の方々のみ!お客さまがぜんぜんいない!

かろうじて開いているお店にももちろん人影はなく・・・、そんな状況でした。

あの光景は本当に衝撃的でした。

  • 2020年には日本人の国内旅行者は6割消滅
  • 海外旅行者は9割消滅

それは空港がゴーストタウンみたいにもなりますよね。

空港でも感染対策はしっかり!

もち返してきた国内線もまた逆戻り

一時期はお客様の数も徐々に戻ってきていると感じていた国内線ですが、GO TO トラベルキャンペーンの停止によりまた逆戻りでした。

とはいってもやはり年末年始はそこそこ移動されるお客様もいらしたようなのですが、まったく例年の比ではありません。

国際線についてはご想像のとおりです。

お客さまが誰もいない空港で、厚生労働省検疫所からの「海外から帰国後は14日間、不要普及の外出は控えましょう」というアナウンスだけがむなしく繰り返し響き渡っていました。

Cocoです

この14日間の隔離要請がなくならない限り、海外渡航は厳しいですよね。

混雑している路線もあり

どのエアラインも通常より便数を減らして運航しているため、路線によってはお客様が集中してかなり混み合っている場合もあります。

特に主要な幹線は混雑していることがあります。

たとえ混み合っていたとしても、飛行機内の空気は常に循環しており、清潔で衛生的な状態が保たれています。航空機は安心で安全な乗り物ですのでご安心ください。

いざ、機内に乗り込んでみたらけっこう混み合っていて驚いた!というようなお声をいただくこともあります。

「ガラガラかと思ったよ。」なんて。

ですがやはり、200人ほど乗れる飛行機でお客さまは100名を切るのが普通!このような日々がずっと続いています。

お客様の機内でのご様子は?

機内でのお客様のご様子も、これまでとはだいぶ変わってきています。

お客様も本当に静か

機内ではとにかく皆さま本当に静かです。

多分、あまり会話などをされないように遠慮されていらっしゃるのでしょうね。

お飲み物のサービスなどをお断りされるお客さまもよくいらっしゃいます。

マスクを外して飲み物を飲まれるということのリスクを気にされているのだと想像しています。

徹底しているのは外国籍の方

特に、機内での感染対策について徹底していると感じるのは、日本の方より外国籍の方のほうです。

  • マスクに加えてフェイスシールドも着用
  • マスクもかなり高性能な超密着タイプ
  • 自身の座席に座る前に自分でシート全体を消毒する
  • しまいにはビニール?の防護服的なもの着用

などなど

このような徹底ぶりです。

今の状況で日本の国内線を利用されている方々は、ほとんど日本にお住まいの方だと思われるのですが、やはり異国にいるという緊張感が違うのでしょうね。

Cocoです

CAの私たちもいつもよりも増して、化粧室の清掃や消毒作業を熱心に実施しています。

もちろん、機内清掃の担当業者さんも毎日機内の隅々まで消毒作業を行っています。

またCA自身の健康管理についても、勤務があるないに関わらず毎日検温をして、自分の体調に異変がないかを会社に報告する、そのくらい徹底しているエアラインがほとんどです。

さらにはもし旅客に感染者がいたことがわかった場合、その便に乗務していたのCAは14日間の自宅待機となってしまいます。

CAたちも常にリスクと隣り合わせでの乗務をしているのです。

移動しなければならない人もいる

みんなが外出や旅行を自粛して我慢しているのに、どうして飛行機に乗る人がいるの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。

旅行や、リモートで解決する仕事の出張などは控えることができても、やはりどうしても移動しなければならないという機会はあるのです。

今はご両親の介護や法事などの、どうしても外せないイベントで飛行機に乗られている方がほとんどなのだと感じています。

そのような方々に少しでも安心して飛行機をご利用いただけるように、エアラインスタッフ一同で取り組んでいます。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

このパンデミックがもうはや1年近く続いて、

  • 飛行機に乗って旅行に行きたくても行けない
  • もうずっと飛行機に乗っていない

こんな方がほとんどだと思います。

そんな中でCAの私たちは仕事とはいえ、飛行機に乗ることができるのは本当に幸せだと思っています。

これは本当にCAでよかったなと思う瞬間です。単なる根っからの飛行機好きとも言う。

早く誰もが安心して飛行機に乗って旅行に行ける、そんな日常が戻ってきて欲しい、そう願うばかりです。

ではまた♡

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Coco
はじめまして。アラフィフ現役CA(キャビンアテンダント)+大手前大学通信学部学生+マナー講師+別居婚のCocoです。ハワイとピンクをこよなく愛しています。好きな言葉は想定外!人生予測不可能だから楽しいのです。自分を幸せにできるのは自分だけ♡一緒に人生を楽しみましょう! FOLLOW ON INSTAGRAM
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