こんにちは、パフォーマンスラブリーのCoco(@performancelovely)です。
今回は大幸薬品のクレベリンの飛行機への持ち込みについてです。
ちまたで人気の空間除菌ができるクレベリンですが、飛行機には持ち込みが禁止されていますのでご注意ください。メーカーの大幸薬品も注意喚起を行っています。
クレベリンの置き型タイプとスティックタイプは機内に持ち込むことも、受託手荷物として貨物室に預けることも両方できません!
- クレベリンが飛行機に持ち込めないのはなぜ?
- 全種類持ち込みできないの?
- 見つかったら没収されちゃう?
この記事ではこんな疑問にお答えします。
- クレベリンが種類によっては飛行機に持ち込めることがわかる(ただし利用する航空会社に要確認!)
- CA(キャビンアテンダント)が解説してます
それではさっそく見ていきましょう。
クレベリンが飛行機には持ち込めないのはなぜ?
クレベリンが飛行機に持ち込めないのは、クレベリンの主成分が飛行機には持ち込みが禁止されている危険物に分類されるからです。
クレベリンの主成分は二酸化塩素(次亜塩素酸など)で「腐食性物質」として危険物に該当します。
使用時にこの腐食性物質(亜塩素酸ナトリウム水溶液)が生じるため、機内への持ち込み&預け荷物に入れることもできません。
「腐食性物質」とは皮膚を損傷し、金属を腐食する危険性がある危険物です。
もちろん未開封であっても持ち込めませんのでご注意ください。
ちなみに飛行機の輸送に関する危険物については、私たちCA(キャビンアテンダント)もパイロットも、通常年に1回訓練を受けて学んでいます。
ご参考までに機内持ち込み・お預け手荷物における危険物についての詳細は、国土交通省ホームページに記載されています。
気になるものがある方は確認してみてください。
今回の経緯として、クレベリンによる幼児のやけどなどの事例が多く報告されたため、禁止となったようです。
飛行機に持ち込めないタイプのクレベリンはこちらです。
見つかったらどうなる?
残念ながら持ち込み禁止品であるタイプのクレベリンが保安検査場などで発見された場合は、その場で廃棄しなければならないということになります。
もし万一、保安検査場で見つからなかったとしても、機内で見つかれば没収させていただくことになります。
厳密にはお預かりして、到着後にお返しするという流れになると思います。
全種類のクレベリンが持ち込めないの?
現時点(2022年3月)では飛行機での輸送が禁止されているのは、置き型タイプのクレベリンとスティックタイプのクレベリンです。
- クレベリン 置き型タイプ
- クレベリン スティックペンタイプ
- クレベリン スティックフックタイプ
クレベリンは大幸薬品から5種類ほど発売されていますが、今のところ禁止されているのはこの3種類のようです。
置き型タイプやフック型タイプは旅行先のホテルのお部屋などに置いておけば安心できそうなのですが…、残念ですね。
もちろんクレベリンだけではなく、成分が同じような類似品も持ち込めませんのでご注意ください。
現在のところ、『クレベリン スプレー』と『クレベリン ミニスプレー』についてはセーフのようです。
大幸薬品のオフィシャルサイトに案内がありました。
『クレベリン スプレー』『クレベリン ミニスプレー』においては内容物が人体(皮膚等)や航空機に対して影響を及ぼさない製品と判断されたため航空機に搭乗される方の手荷物および預け荷物とする場合、容量に制限がありますが、輸送が可能となりました。詳しくは、ご利用の航空会社にご確認ください。
大幸薬品 プレスルームより抜粋
飛行機に持ち込み可能なクレベリンのスプレータイプはこちらです。
念のため事前に利用するエアラインに確認しましょうね。
そのほかの消毒目的アイテムは?
新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっているこのご時世、ただでさえ飛行機には乗りたくないと思っている方も多いのではないでしょうか?
そのため少しでも自分の身を守るためのアイテムは持参したいですよね?
それでは消毒液など、そのほかのアイテムについてはどうなのか見ていきます。
アルコール度数70%までの消毒液は持ち込みOK
アルコールについても危険物のくくりに入り、飛行機に持ち込む場合には制限があります。
本来ならアルコール度数が70%以上のアルコールは飛行機に持ち込むことが禁止されているのですが、現在特例として持ち込み可能になっています。
新型コロナウイルス感染防止の観点から厚生労働省が特例として、消毒用のアルコールなら度数70%まで飛行機への持ち込み可能になっています。
※ただしこれは国内線のみで、国際線は対象外ですのでご注意ください。
もちろん消毒目的でなければだめです!飲むためのアルコールはこの特例の対象外です。
そのほかジェイルタイプの手肌用除菌ジェルなどは、通常のサイズなら飛行機に持ち込めますのでご安心ください。
こちらの「手ピカジェル」のピンクがかわいい携帯用ホルダー付きは、私もこのパンデミック以前からずっと愛用しています。
飛行機の中の空気は安全です!
一見するとかなり密な空間!なんて思えてしまう飛行機の機内ですが、実は機内の空気はとってもきれいで新鮮なんです。
これはもうかなり周知の事実かなとも思いますが、その理由をご紹介します。
- きれいな空気、十分な換気
上空のきれいな空気を大量に取りこみ、機内の空気は約3分で入れ替わります。 - 病院の手術室にも使われる高性能フィルター
機内の空気は高性能フィルターでろ過され、客室内に提供されています。 - 空気は常に天井から床下へ流れ滞留しない
機内の空気は常に天井から供給され床下へ流れ、客室内に滞留することはありません。
飛行機の機内は密などころか、空気もかなりリフレッシュされてきれいに保たれているというのがおわかりいただけると思います。
とりあえずマスクの着用は必須ですが、私個人的にはそんなにセンシティブにならなくてもいいのかなと思っているいます。
飛行機の中でクラスター発生なんて聞いたことがないですよね?
もちろん、その辺をむやみやたらに触ったり、多くの人が触るであろうところ(トイレのドアノブなど)を触ったら除菌や消毒は必須ですが(もしくはせっけんで手を洗う)、いつもどおりの感染予防対策で十分です。
さいごに
空間を除菌できるとして大人気のクレベリンシリーズですが、飛行機内に持ち込めないタイプと持ち込めるタイプがあるので注意が必要です。
せっかく購入したのに飛行機に乗る前に没収されてしまう、なんてことにならないように。
最後にこの記事のまとめです。
- 大幸薬品のクレベリンには5種類ある(2022年3月現在)
- 機内に持ち込むことも預け荷物に入れることもできないのは
「置き型タイプ」「スティックペンタイプ」「スティックフックタイプ」の3種類 - 未開封でも没収されてしまうので注意!
- 「クレベリン スプレー」「クレベリン ミニスプレー」は持ち込める(ただし利用する航空会社に要確認!)
- 消毒用アルコールは度数70%までなら持込可能
- 機内の空気は常に換気され、きれいに保たれていて安全です!
まだまだ収束する気配すら見えない流行りのやまい…、でもどうしても飛行機に乗らなければならないご事情がある方々もたくさんいらっしゃると思います。
感染対策は万全に、でも過度に恐れずいつもどおりリラックスしたお気持ちで飛行機を利用していただきたいです。
私たちCAもつねに万全の体制でフライトに臨むよう努めています。
この記事がどなたかの参考になればうれしいです。
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