こんにちは、パフォーマンスラブリーのCoco(@performancelovely)です。
今回念願だった!ロイヤルハワイアンホテルのヒストリックツアー(歴史ツアー)に参加してきました。
太平洋のピンクパレスという相性で親しまれているロイヤルハワイアンホテル。ロイヤルハワイアン宿泊者は無料で参加でできるこのヒストリックツアー(歴史ツアー)では「太平洋に浮かぶピンクの城」の深い歴史と当時の話を聞くことができます。
コロナ禍のため英語のツアーのみの開催でしたが、以前は日本語のツアーも開催されていました。
ロイヤルハワイアンホテルのヒストリックツアーの詳細については、ロイヤルハワイアンの公式サイトで確認できます。
この記事では、ヒストリックツアーの実際の様子と写真の数々をロイヤルハワイアンホテルの歴史と一緒にご紹介していきます。
今回のお題の舞台はこちら。
ロイヤルハワイアンの歴史
まずはロイヤルハワイアンの歴史について触れておきます。
ハワイ王朝の時代、カメハメハ1世は、現在ロイヤルハワイアンが建つ場所に邸宅を構えており、王妃カアフマヌのサマーパレスがあったのが、ココナッツ・グローブ(ロイヤルハワイアンの中庭)がある場所です。
ロイヤルハワイアンホテルは1927年2月1日、マトソン旅行会社が4百万ドルを投じて開業しました。
禁酒法の時代、ハワイ行きの移動手段としてあったのはマトソン社の蒸気船で、ロイヤルハワイアンはマトソンの乗客向けの豪華なリゾートとして建てられました。
ワイキキで、モアナサーフライダー(1901年創業)、ハレクラニ(1917年創業)の次に古いホテルがロイヤルハワイアンです。
「ホノルル・スター・ブレティン」紙はこの新規開業ホテルを「アメリカ初のリゾートホテル」と書いています。
美しいビーチに面した約6ヘクタールの敷地に、独自のムーア建築をピンク色で塗装した建物は、世界有数のラグジュアリーホテルとして旅行者の注目を集めるようになりました。
ロイヤルハワイアン・ヒストリックツアーについて
ロイヤルハワイアン・ヒストリックツアーはロイヤルハワイアンホテルが主催するアクティビティのひとつです。週に3回ほど開催されていて、宿泊者なら無料で参加できます。
厳密にはリゾートフィーに含まれる特典の一部となります。
リゾートフィーについては別記事の、
「ハワイ旅行で知らないと後でびっくり!【リゾート料金】【リゾートフィー】ってどんなもの?」
にてまとめています。
大変人気のツアーのようで、私も希望日に予約が取れなかった(人数制限をオーバーしたのが理由)ので、ホテルにチェックインしたらすぐに申し込むことをおすすめします。
インターネット経由でも申し込みできますが、フロント前のデスクで、コンシェルジュの方に直接お願いして空き状況を確認しながら申し込むことも可能です。(この場合、コンシェルジュの方は英語対応のみです)
コロナ前は日本語のツアーも開催されていたのですが、現在は英語のツアーのみです。私が参加したのも英語のツアーです。
いちにちも早く日本語ツアーの再開が望まれますね(涙
ロイヤルハワイアン・ヒストリックツアーの集合場所
ロイヤルハワイアン・ヒストリックツアーの集合場所は、ホテル内のココナッツ・グローブ(中庭)側のエントランス付近です。
ちょうどロイヤルハワイアン・ベーカリーの横のスペースです。
事前に予約をして、時間までにこの場所に集合します。
私が参加したときは13:00集合で14:00までの予定でしたが、ガイドさんの説明に熱が入りすぎて!約30分ほど時間をオーバーして終わりました。
こちらの場所でツアーガイドさんからひとりずつ名前を聞かれて、軽い顔合わせをしつつ、時間になったらツアーがスタートしました。
それぞれ名前と「どこから来たの?」と聞かれて、挨拶を交わしました。
この日は10名ほどの参加者でした。みなさま、アメリカ本土からの方々で、私ひとりがアジア人でかなり浮いていました(汗
ガイドさんはハワイのロコの方で、長年このツアーを担当されている方でした。
コロナの影響でツアーが中止となり、1年ほど休業を余儀なくされていたそうで、大変な時期を経験されたとおっしゃっていました。
このロイヤルハワイアン・ヒストリックツアーも2021年6月から再開したばかりだそうです!
本館エレベーターホールへ
いよいよロイヤルハワイアン・ヒストリックツアーがスタート。最初に集合場所から本館のエレベーターホールに移動しました。
まずはエレベーターの正面に設置してある、古めかしいマップの説明からスタート。こちらのマップにはハワイの島々が描かれています。
創業当時からあるこちらのマップ、よく見ると壁に埋め込まれている!というのも驚きでした。
このエレベーター横にあるものは、なんとポストになっているのです。中が空洞になっていて上からつながっており、上の階から郵便物を投函するとこちらのポストに入る仕組みです。
なんとも歴史を感じますよね。
このポストは現在も使われているらしく、感動しました!
本館フロント付近にあるカヒリ
ロイヤルハワイアンのフロント付近には大きな「カヒリ」が展示されています。注意して見ると、ほかにもホテル内の至るところに「カヒリ」がありました。
棒の先に鳥の羽をあしらったもので、王族の威厳と存在を示すしるしでした。
ロイヤルハワイアンに飾られているカヒリは大変大きなカヒリで、存在感があります。
カヒリの大きさでその王族の威厳を知らしめるという意味があるそうです。
地下のアーケードレベルへ
フロント付近にてカヒリの説明のあと、フロントの左横の通路を通って階段をくだり、地下に降りました。ここが「アーケードレベル」といって、ロイヤルハワイアンの地下のようなスペースです。
昔、このアーケードレベルにある化粧室を探してこちらにきた記憶がありますが、通常はなかなか来ない場所ですよね。
アーケードレベルにはロイヤルハワイアンの歴史を刻む数々のアイテムや写真などが展示されています。この空間はまるでハワイの歴史ミュージアムのような雰囲気です。
私はこのスペースの存在は知っていましたが、はじめて見る方は感動すると思います!
豪華絢爛な食器類が展示されています。これらはロイヤルハワイアン開業当時に使用されていたものだそうです。
当時のロイヤルハワイアンホテルには超セレブな方々が滞在されていて、1回のディナーで100万円もするような豪華な晩餐会が繰り広げられていたそうです。
かつてのワイキキビーチの様子がうかがえる写真がありました。
女性はドレス姿、男性陣はスーツ姿でビーチにいます。
なんともセレブな女性の写真がたくさんありました。これらの女性は女優さんではないか、とも言われているそうです。
こちらの美しいショーケースにも豪華な食器や著名人の写真などが飾られていました。
ガイドさんはひとつひとつの展示物にとても愛着があるようで、写真の1枚いちまいをかなり熱心に説明をしてくださいました。
本当にロイヤルハワイアンを知り尽くしているガイドさんでロイヤルハワイアン愛!がひしひしと感じられました。
ちなみに余談ですが、こちらの地下のアーケードレベルには空調がないようで、かなりの蒸し暑さで私は体調が悪くなってしまいそうでした。マスクを着用していたせいもあり。
この写真、いちばん右手前のにこやかにほほえんでいらっしゃるのがあの!ヒロ・ハッティさんだそうです。
この写真からもうかがえるように、いつも笑顔いっぱいの素敵な方だったそうです。
この写真の女の子はあの有名な子役さん(シャーリー・テンプル/Shirly Temple)だそうです。
このように、アーケードレベルには、数々の著名人のロイヤルハワイアンでの写真が展示されていました。
アーケードレベルの突き当たりがアバサ・スパ(Abhasa Spa)になっています。
私はいつも外の入口からアバサ・スパに来ていたのですが、ロイヤルハワイアンホテルの中からもつながっていたのですね!
中庭/ココナッツ・グローブへ
地下のアーケードレベルからアバサ・スパを通って、アバサ・スパの地上入り口手前に、ココナッツ・グローブの中庭に出る通路がありました。
ここを通って中庭に移動しました。
ココナッツ・グローブに面した場所にはいくつかのショップが並んでいます。かつては私の大好きなMUSE by RIMO(ミューズバイリモ)もこちらにありました。(残念ながら今はクローズしています)
ココナッツグローブの中庭からロイヤルハワイアンを眺めつつ、ツアーは続きます。
ここでツアーの集合時、はじめにガイドさんから説明があった、ココナッツ・グローブの美しい中庭の由縁についてです。
ロイヤルハワイアンの本館・ヒストリックガーデンルームのお部屋はなぜオーシャンビューではなくガーデンビューなのでしょうか?
その納得すぎる理由とは?
昔、アメリカ本土からロイヤルハワイアンを訪れるゲストたちは長い航海の末ホテルにたどり着くわけで、もう海の景色は嫌というほど見飽きているのです。そんなゲストのためにロイヤルハワイアンは美しい中庭「ココナッツ・グローブ」を作り、ガーデンビューの客室でゲストをもてなしたそうです。
なるほど!私もはげしく納得してしまいました。
その後、航空機による移動がメインになってハワイではオーシャンビューがもてはやされるようになり、後付けで、全室オーシャンビューの別館「マイラニ・タワー」が建てられたのです。
ハワイでガーデンビューとは!むしろなんとも贅沢な気がしますよね。
マイラニタワーの入り口手前から再び館内へ
ココナッツ・グローブの中庭からマイラニタワーの入り口、その手前の茂み?の中に、車いす用のスロープになっている通路があります。その通路を通って、ふたたび館内へ戻ってきました。
この通路も知る人ぞ知る!という感じの設備ですよね。ここを通るとはさすが熟年ガイドさんです。
車いす用のスロープがこちらの廊下につながっています。
ローワーロビーへ
マイラニタワーへと続く廊下を通って、フロントとは反対側がローワーロビーとなっています。
このロビーの正面にワイキキビーチが広がっています。
ローワーロビーの片隅に、歴史を感じさせる絵画が展示されているスペースもありました。
こちらも絶好の撮影スポットになっています♪
モナークルーム/MONARCH ROOMへ
モナークルームはワイキキビーチに面する唯一の屋内外宴会施設で、結婚式の披露宴や会議などで使用されています。
ロイヤルハワイアンの開業当時は豪華絢爛な舞踏会などが、この場所で繰り広げられていたそうです。とてもエレガントな雰囲気のインテリアが印象的です。
こちらのモナークルームからはワイキキビーチやダイヤモンドヘッドも臨める、とても贅沢な空間となっています。
ちょっと古めかしい感じがまた、由緒正しいロイヤルハワイアンホテルとマッチしていますよね。
モナークルームの中央にはステージも設置されています。
天井にはシャンデリアや間接照明なども整っていました。
ヒストリックツアーのクライマックス
ヒストリックツアーのクライマックスでは、ローワーロビーの端にある、レディースルーム(化粧室)を訪れました。
レディースルームの中にあるパウダールームもかなりのスペースがあります。まるで映画で見る、舞台の女優さんが使う控え室のようですよね。
ここでお化粧直しをしたらテンションあがりそうです。
こちらのレディースルームの中はかなり広いスペースがあり、モナークルームでの豪華絢爛なディナーの際に女性陣が集っていたのでしょうね。
当時の様子が垣間見える気がしました。
さいごに
念願だった!ロイヤルハワイアンのヒストリックツアーの体験をレポートしてきました。
ツアーガイドさんのロイヤルハワイアンに対する愛情がひしひしと伝わってくるツアーでした。
ちなみに…、ガイドさんのお話はノンストップで、1時間の予定のツアーでしたが、実際には約1時間半ほどかかり、途中離脱される方々も続出!最後まで残ったのは、私を含めた3人だけとなっていました(汗
このツアーの存在を知ってからずっと参加したいと思っていたので、やっと参加できて光栄でした。ピンクパレスの歴史を知った上での滞在は、より充実したものとなりました。
エレガンスと王朝の格式を兼ね備え、ピンク色のスパニッシュムーア調で仕上げられた「太平洋のピンクパレス」その魅力を堪能できるのがこのツアーです。
私もその歴史を知ってますますピンクパレスの魅力にとりつかれました。
みなさまもぜひ!ロイヤルハワイアンホテルに宿泊した際にはこのヒストリックツアーに参加して、ロイヤルハワイアンの魅力を満喫されてくださいね。
それでは、また♡
Instagramも毎日更新中です!
Followありがとうございます♡