こんにちは、パフォーマンスラブリーのCocoです。
今回は機内でタブーとされる危険な発言についてです。
以下、実際にあった例です。
- 自分はコロナに感染している
- 爆弾を持っている、または爆弾を仕掛けた
- テ○リストが乗っている
もし飛行機に乗り込んで、CA(キャビンアテンダント)に対してこのような発言をしたら?
即、飛行機から降ろされることになりますよ!
冗談のつもりだった、では済まされません。
私Cocoが実際に経験した事例をもとに解説します。
- 機内で冗談でも言ってはいけないことについて
- 飛行機で搭乗拒否されないために注意すべきポイントについて
- 私Cocoは国内外のエアラインでCAとしてフライト経験がある
- CAとしてのキャリアは約20年
- 現在も客室マネージャー(客室の責任者)としてフライトをしている現役CAである
それではさっそく見ていきましょう。
冗談のつもりでも危険な発言はアウト
実際に起こった事例で解説します。
「おれ、コロナなんだよね。」発言
お客さま全員が飛行機に乗り込み、ドアも閉まって滑走路へと向かうという段階での出来事です。
通路を通るCAに向かって
「おれ、コロナなんだよね。」
との趣旨の発言をしたお客さまがいらっしゃいました。
そのCAは即座に客室のマネージャー(責任者)であるCAに報告。
機長の判断で飛行機は駐機場に引き返し、そのお客様には飛行機を降りていただくことになりました。
その方は降ろされる!という状況になってから「自分はそんなことを言っていない!」と言い出したそうですが、時すでに遅しですね。
この飛行機はターミナルに戻り、そのお客さまを降ろしたあと、かなりの遅れで出発しました。
ほかのお客さまにとってみれば本当にいい迷惑ですよね。。
「爆弾を持っている!」発言
こちらはまだ飛行機のドアが閉まっていない状況で(出発前の段階ということです)
とあるお客様がCAに対して、
「自分は爆弾を持っている。」
という趣旨の発言をしたそうです。
このお客様も、冗談のつもりだったと主張したのですが、あえなくその飛行機から降ろされてしまいました。
どちらの事例もCAをからかうつもりだったのでしょうか?
軽い気持ちで発した言葉で大変な損害を被ることになってしまった例です。
でも本当に冗談では済まされない発言ですよね。
明らかにCAやその便の他のお客さま全体を脅威に陥れる発言です。
こういう場合って、もう次の便とかには乗れないと思います。
もっと言えばその航空会社には一生乗れなくなるかも。
さらにはテ○リストといったような言葉はその言葉を発しただけで
一発アウトです。
よくよく考えてみてください。このような発言は普通に街中のお店やレストランで言ったとしても冗談では済まされない発言です。
迷惑行為とは?
このような行為は迷惑行為と呼ばれます。
飛行機の安全運航、機内秩序を乱す行為は運送約款などで迷惑行為として定められています。
飛行機の中でなくても警察を要請するような行為は世の中的にご法度ですよね。
ご自身はブラックジョークのつもりで発したかもしれない発言でも、
機内秩序を乱す立派な迷惑行為ということになります。
機長には権限がある
航空機は特殊な閉ざされた空間であるがゆえに、なにかが起こってしまう前に未然に防いでいく必要があります。
そのため機長には特別な権限があたえられています。
機長には飛行の安全を目的として、乗務する便の乗客が安全運航や機内秩序を乱す恐れがあると判断するときは、その乗客の搭乗を拒否する権限があたえられています。
たとえば飛行機に乗る前の段階で問題発言や不審な行動などがあり、
にも関わらず空港スタッフが搭乗可能と判断したとしても
最終的に機長の判断で搭乗拒否ということもありうるのです。
搭乗拒否や機内でのルールについては「航空機でのマスク未着用【搭乗拒否】騒動について現役CAが緊急解説!」でまとめています。
はだしで飛行機には乗れません!
このような明らかな問題発言のほかにも、注意すべき事柄があります。
飛行機に乗るための服装要件
飛行機に乗る際の服装として、最低限許されるのが
- Tシャツ
- ショートパンツ
- ビーチサンダル(はだしはNG)
こんな感じでしょうか?
もちろんこれはエコノミークラスの場合で、ビジネスクラス以上に搭乗する場合はこの服装ではどのエアラインでも厳しいと思います。
飛行機に乗るときに靴は必ず履きましょう!
せめてビーサンですね。
その他の搭乗拒否にあたいする要件
以下のような場合にも飛行機の搭乗を拒否されてしまう可能性があります。
- 明らかにアルコールを過度に摂取している場合
- 薬物の影響下にある場合
- 犯罪を犯した場合
- エアラインスタッフの指示に従わない場合
などなど
お酒にかなーり酔っているのが明らかだった場合には飛行機にお乗りいただけないこともあります。
私自身、過度にお酒に酔ったお客様を機長と相談して実際に搭乗拒否した経験もあります。
明らかに機内秩序を乱す行為ですし、体調の面でも危険ですよね。
楽しい旅行でついつい飲みすぎてしまい、帰りの飛行機で搭乗拒否!なんてことにならないように注意しましょうね。
体調が悪いと申告されたお客様についても、上空でさらに悪くなることはあってもよくなることはないに等しいので、搭乗をお断りする場合もあります。
体調不良なのに無理して飛行機に乗ったとしても、症状が悪化することがほとんどです。
長いフライトだったら、上空では救急車やお医者様も呼べずに大変なことになりますよね。
とにかく無理は禁物です。
さいごに
最後にこの記事のまとめです。
- 「おれ、コロナなんだよね。」発言
- 「爆弾を持っている!」発言
- 「テ○リスト」発言
などなど
- 迷惑行為とは機内秩序を乱す行為
- 機長には権限があたえられている
- 飛行機に乗るための服装要件がある
- その他にも搭乗拒否にあたいする要件がある
機内での迷惑行為について見てきました。
たとえ冗談のつもりの発言でも、大変なトラブルを招きかねないということがおわかりいただけたと思います。
飛行機が決して特殊というわけではなく、常識的な行動をしていればまったく問題はないという事例ばかりですよね。
最低限のルールは守って、
皆さまどうぞ快適な空の旅をお楽しみください♪
最後までお読みいただきありがとうございました。
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