こんにちは、パフォーマンスラブリーのCoco(@performancelovely)です。
今さらですが、CA(キャビンアテンダント)になってよかったと思うことをまとめてみます。
正直、初めてフライトをしたあの日からすでに30年近くの年月が経過しており!CAとしての生活が当たり前の日常になりすぎている昨今でした。
なので、初心にかえるという意味合いも含めて、今回あらためてふり返ってみました。
- CAさんに憧れているけど、実際に働いてみたらどうなのか知りたい
- 現役CAさんの生の声が聞いてみたい
このような方向けに記事をまとめています。
- 現役CAの生の声がわかる
- CAとして働くメリットがわかる
- 私Cocoは国内・海外のエアラインでCAとしてのキャリアが20年近くある
- 客室マネージャー(客室の責任者)としての経験も兼ね備えている
CAになってよかったと思う7つのこと
こちらにあげた以外にもいろいろとありますが、厳選した7つです。
人との出会いが無限大
本当にベタですが、やはり真っ先に浮かぶのが
人との出会いです。
普通に日常生活を送っていたら決して出会う機会のない人たちに
普段のフライトを通して出会える!
なんといってもこの日々の出会いがいちばん楽しいです。
この、普通の生活では決して出会えない人たち、というのがポイントです!
しかも本当にさまざまなお客さまとの出会いがあります。
- 年齢層もさまざま
- 国籍もいろいろ
- 職業やバックグラウンドももちろん然り
- 事情や抱えるエピソードも多種多様
この出会える人の多様性というのはCAがダントツなのではないのかな、と確信しています。
フライト中にさまざまなお客さまのお話をおうかがいすることができるのが本当に楽しいです♪
日々の出会いに本当に感謝です。
日常的に飛行機に乗れる
飛行機が好きだからCAになった、という同僚も多いですね。
私の場合は、まずCAという職業ありき!で、フライトを飛び始めてから飛行機がどんどん好きになっていきました。
これはもしかしたらレアパターン(少数派)なのかもしれません。
空を飛ぶ!
飛行機ってやっぱり魅力的ですよね。
上空からの景色が日常的に見れる
お客さまからよく尋ねられる質問があります。
「(今日のフライトで)富士山はどちら側に見えますか?」
この質問をされるたびに、自分達がいかに恵まれているかを痛感します。
こういった質問をされるたびに、私は操縦室に電話をしてキャプテンたちに
- いつ頃のタイミングで
- どちら側に
富士山が見えるのかを確認しています。
私たちCAにとっては日常でも、そのお客さまにとってみれば
もう二度とないチャンス
なのかもしれないからです。
窓の外をご覧になっていて、
「あそこに見える島はなに?」
と気さくに質問されるお客さまも多いのですが、実は私たちCAもわからないことが多いです。
お客さま的には私たちCAはどこを飛んでいるのか、つねに把握していると思われているようなのですが、少なくとも私はあまり詳しくまではわかっていないです(汗
もちろんくわしい同僚もおりますが、つねに把握しているのは忙しいのでなかなか難しいですね。
エアラインのベネフィットが使える
エアラインに勤務していて、もっとも大きいのがこのベネフィットだと思います。
いわゆる、福利厚生の部分ですね。
CAは飛行機に格安で乗れてしまうのです。
エアライン勤務者は自社便に限らず多くの他のエアラインの便についても、空席さえあればなのですが、かなりお安く利用できるシステムがあります。
このベネフィットを使いまくって、いつもCAは世界中をお得に旅しているのです。(←もちろん個人差はあります)
会社によっては使用回数の制限があったりするようですが、基本的には無制限で使い放題です!
これはスタンバイと呼ばれる扱いで、もちろん予約はできません。なので当日空港で座席をいただけるまでは毎回ドキドキです!
それでもお休みさえあれば旅行し放題!というのはかなりありがたいですね。
仕事でいろいろなところに行ける
上記のベネフィットを使って、プライベートでいろいろなところを旅行できるのはもちろんですが
仕事でもいろいろなところに行けます。
それまで興味がなかった場所にフライトで行って、新たな魅力を発見したりもできます。
これは国内線でも国際線でも同じですね。
私CocoはCAになるまで、国内旅行にはほとんど興味がなかったのですが、おかげでだいぶくわしくなりました。
美に対するモチベが保てる
CAにはもともと美意識が高い人が多いのですが、さらにどんどんエスカレートしていきます。
つねに職場がステージ!
という環境です。(なんのステージ!?)
つねに緊張感を持って機内の通路を歩くだけでもかなりの美的トレーニングになっていると感じています。
職場で美に対する情報もあふれていますし、美しい人も多いので
本当に刺激になりますね。
CAに美意識の高い人が多い理由については別記事の、
「【キャビンアテンダント】に美意識の高い人が多いわけ【女子力高め】の理由」
にてまとめておりますので、合わせてご覧くださいね。
状況認識・人を見る目がつちかわれる
CAは仕事を通して日々たくさんのお客さまとお会いします。
国内線の場合だと1日に3便〜4便を乗務することが普通です。
具体的には
- 羽田ー札幌
- 札幌ー羽田
- 羽田ー福岡
このような流れです。
乗務する飛行機の機材や大きさによって変わってきますが、仮に1便200名のお客さまだとすると
3便で600名のお客さま
という計算になります。
CAには一瞬にしてお客さまの感情やご様子を読み取っていく力が必要とされます。
- 不審なお客さまがいらっしゃるかもしれない
- 具合の悪いお客さまがいらっしゃるかもしれない
その理由は簡単です。
飛行機はいったん離陸してしまうと着陸するまでに時間がかかります。
そのためなにか「こと」が起こってしまう前に未然に防ぐ必要があるのです。
この未然に防ぐというのが重要になります。
CAの判断で、いちど搭乗したお客さまにその飛行機を降りていただく、という場合ももちろんあります。
たとえばもし具合の悪そうなお客さまがいらした場合、上空で具合がよくなることより悪くなることのほうが断然多いのです。そのため、その便にはお乗りいただかないという判断が賢明なことが多々あります。
そのお客さまご自身のためにもその飛行機は降りたほうがよい、という選択になります。
このようにCAは日々、お客さまの様子をすぐさま判断する訓練をしているようなものなのです。
このため瞬時に判断する能力が身につきます。
自然と人を見る目も養われていきます。
お客様のボーディング中、CAはただ笑顔でお客さまをお出迎えしているわけではありません。同時に一人ひとりのお客さまのご様子を注意深く観察しているのです。
これは日々、たくさんのお客さまを観察してきているからこそ、つちかわれていく能力です。
さいごに
最後にこの記事のまとめです。
- 人との出会いが無限大
- 日常的に飛行機に乗れる
- 上空からの景色が日常的に見れる
- エアラインのベネフィットが使える
- 仕事でいろいろなところに行ける
- 美に対するモチベが保てる
- 状況認識・人を見る目がつちかわれる
いかがでしたでしょうか?
飛行機にはそれぞれの事情やエピソードを持ったお客さまがご搭乗されます。
一期一会
という言葉がよく使われますが、本当にそう思います。
CAにとっては数ある乗務便の中のひとつかもしれませんが、そのお客さまにとってみればそれは「たったいちどきりのフライト」かもしれません。
私たちCAは常に
そのフライトがベストなフライトでなければならない!
このような気持ちで日々のフライトに臨んでいます。
今後も皆さまの思い出に残るようなフライトをサポートできたらうれしいです。
それでは、また♡
Instagramも毎日更新中です!
Followありがとうございます♡