アラフィフになって人生折り返し地点となり、若い頃と比べ金銭的にも余裕が出てくると、このタイミングで昔からの夢であった海外留学にチャレンジしてみたい!そんな野望を抱く方も少なくないかもしれません。
・留学のために会社を辞めるか否か
・おすすめアラフィフの留学先について
・留学した後の年金問題について
・私自身、アメリカとイギリスに短期での留学経験がある
・またCAという職業柄、周りはかなりの確率で留学経験者である
・さらに自身も留学について実際に検討中だったりする
・この私の経験やリサーチから記事をまとめています
それでは見ていきましょう。
アラフィフからの海外留学はありなのか?
これはもちろん「あり」です。
シニア留学という言葉があるくらいで、子育てがひと段落したりリタイヤしたりして、時間に余裕ができたタイミングで海外留学をするケースはたくさんあります。
自分をこれに当てはめるのはまだちょっと抵抗がありますが(泣
今回は、海外旅行の延長のような短期の留学ではなく、ある程度の期間(おおよそ1年以上)のスパンでの本格的な留学を想定して考えています。
本人のやる気さえあり、身体が健康であれば年齢制限もないでしょう。
会社を辞めてよいの?
アラフィフで留学しよう!と考えたときにまずぶつかるのがこの問題だと思います。
アラフィフともなると、勤めている会社である程度のキャリアを積んでいる方がほとんどでしょう。
もちろんいち大決心をして海外のカレッジや大学に通うという想定であれば、会社は退職して留学することになります。
しかし多くの場合、理想は休職して会社に籍を置いたまま留学するという形でしょう。
どちらがよいのか考えてみます。
休職して留学する
この場合は大抵どうしても期間が1年未満に絞られてしまいます。
そのため詰め込み型の留学となりがちです。
これはメリットでもありデメリットでもありますね。
勉強に専念できるという点ではメリットになります。
また戻るところがあるということは安心感にも繋がりますが、ある意味プレッシャーを感じながらの留学生活ということにもなりかねませんよね。
常に所属する会社の存在が念頭にある状態での留学生活…。
会社側にも目に見えた成果を持って帰らなければならない、といったような義務感も生まれてくるでしょう。
退職して留学する
こちらの場合はもちろんですが、留学後に帰ってきても元の生活には戻れないということを覚悟しておく必要があります。
悲しいお知らせですが、実際キャリアダウンになってしまうというケースも多いのが現実なのです。
もちろん誰もがきちんと成果を出し、キャリアアップすることを目指して留学を決意するのです。
かつての同僚で、翻訳を仕事にしたい!という明確な帰国後のビジョンを描いて8か月ほどアイルランドへ留学をした女性は、帰国後も着実にキャリアを築いています。
会社を休職しての留学か、退職しての留学か。
いづれにしても留学を決意した時からいかに明確に留学後の自分の姿を思い描いているかにかかっていると思います。
なんとなく英語を勉強したい、そのようなスタンスではスタートの時点で先が見えてしまっていますよね。
留学先はどこがよいの?
それでは行き先はどこがよいのでしょうか。
留学というと真っ先に浮かぶのはアメリカ合衆国ですが、他にもいろいろな選択肢があります。
おすすめアラフィフの留学先
以下、私の個人的なおすすめの留学先です。
フィリピン
留学先としてここ最近のトレンドなのがフィリピンですね。
一番の理由はその物価の安さです。
私の同僚にも複数人フィリピン留学の経験者がいます。
皆、短期留学で英語力のスキルアップをはかり、その後のフライト業務に生かしているという感じです。
中でもリゾートとしても人気のセブ島がおすすめです。
在職中にセブ島留学をした同僚は、丸々1ヶ月の有給休暇を取得して短期留学していましたよ。
さらに個人的にはフィリピンの方々は親日家の方が多いので、留学先として最適だと思います。
ただ、衛生面があまりよろしくないのでデリケートな方は細心の注意が必要です。
マルタ島
ヨーロッパのリゾートとして人気のマルタ島も治安が良く留学先としておすすめです。
20代の頃、離婚を機に留学を決意した友人が選んだ留学先がマルタ島でした。
その時初めてマルタ島の存在を知った私でしたが、当時から(約20数年前!)留学先としては定番だったのでした。
その友人もとてもマルタ島を気に入っていましたよ。
ニュージーランド
ニュージーランドもその治安のよさと自然の美しさでおすすめです。
人口より羊の数が多いと言われているのんびりとした雰囲気の国は、アラフィフ留学に最適でしょう。
同じような理由でオーストラリアもおすすめです。
ただ物価の面ではそれなりの価格を覚悟する必要がありますね。
またアメリカほど現地の人々が「フレンドリー!」といった印象はありません。
留学先と言ってもさまざま♡
年金問題はどうなるの?
アラフィフともなってくると老後の心配や年金問題といったことは現実味を帯びたトピックスとなってきますよね。
私もそうです!
会社を休職して留学する場合は問題ないですが、退職して留学する場合には事前に手続きが必要となります。
日本の年金制度
ここで日本の年金についてです。
日本の年金制度には、
・個人事業主などが加入する国民年金
・サラリーマンが加入する厚生年金
・公務員が加入する共済年金
・一部の企業が適用している企業年金(厚生年金基金)
などがあります。
老後日本の年金を受給するには、これらに
10年間加入し毎月の保険料を支払い続けることが必要
です。
通常、会社を退職したら必然的に国民年金に加入する必要がありますが、海外に滞在する場合はどうなるのでしょうか。
海外転出届
この場合2つの選択肢があります。
- 「海外転出届」を提出して免除
- 任意加入で支払いを継続
またこれ以外に帰国後に支払うという選択肢もあります。
ただこの場合、年金は2年前までしかさかのぼって支払うことができませんので留学期間にもよりますね。
2年以内に帰国する予定なら帰ってから支払い、という方法もあります。
「海外転出届」を提出することで、日本には住所がないということになります。
これは住民票を抜く、という言い方もします。
「海外転出届」を提出することで
- 国民健康保険
- 住民税
- 国民年金
これらの支払いが免除になります。
国民年金だけは任意で支払いを継続することが可能なのです。
将来受け取れるであろう年金額を考えると、可能な限り任意加入で支払いを続けた方が良さそうです。
任意加入(継続加入)支払い方法
留学中に国民年金を任意加入で支払う方法です。
- 国内協力者(身内など)に支払ってもらう
- 日本国内にある自分の口座から引き落とす
このどちらかです。
詳細は各市区町村窓口で行う任意加入の手続き時にご確認ください。
詳しくは日本年金機構のウェブサイトをご覧ください。
さいごに
最後にまとめです。
長年勤め上げた会社を辞めるのか、それともこのままの生活を維持していくのか。
これは本当に難しい選択です。
そう考えると休職をして留学というのが無難な選択な気もしてきますが、その場合中途半端な結果に終わってしまうことのないように、心構えが必要です。
どんな場合でも人生「覚悟」が必要です。
そして「覚悟」を決めたら行動あるのみです。
行動してもし失敗したとしても、
その失敗から確実に学ぶことはできます。
どのようなスタイルで留学するか、それを決定するためには帰国後の自分のなりたい姿をいかに明確に想い描くことができるかが重要です。
何事もきちんと目標設定をして取り組む、そうすれば自ずと進むべき道が見えてくるでしょう。
この記事を読んでくださった皆さんの留学が有意義な経験となりますように、心よりお祈りいたします。
では、また♡
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