こんにちは、パフォーマンスラブリーのCoco(@performancelovely)です。
みなさん、国際ロマンス詐欺って聞いたことありますよね?実は私は過去に2回も遭遇しています!
ロマンス詐欺(ロマンスさぎ)は、主にインターネット上の交流サイトなどで知り合った海外の相手を言葉巧みに騙して、恋人や結婚相手になったかのように振る舞い、金銭を送金させる振り込め詐欺の一種。国際ロマンス詐欺、国際恋愛詐欺、ナイジェリア詐欺などとも呼ばれる。送金した場合、現状では事後に金銭を取り戻せる対策はほとんどない。
ウィキペディアより抜粋
振り込め詐欺の一種だし、そんなの自分は絶対にだまされないわよ!と思っていても、騙されてしまうのが詐欺なのです。知らなかったらもっと危険ですね。
ちなみに私がロマンス詐欺にあったのは2015年頃のことです。
ロマンス詐欺にあったとはいっても実際にお金は払っていませんよ。お金の話がでた瞬間に違和感でおかしいと気づきました。
バリバリ婚活していた時代だったので、はじめは信じてやり取りをしていたのですが、お金の話がでた瞬間に「あれれ?」となりました。
1回めのときはロマンス詐欺の知識がなかった私でしたが、2回めのときにはお金の話題がでた瞬間に「来たー!」と思ってすぐに詐欺だとわかりました。
ただ、私のケースはどちらも一般的に知られている「軍人」だとか「紛争に巻き込まれている」といったシナリオとはまったく違ったので特殊な例だったと思います。
この記事では私のロマンス詐欺にあった体験談と、そこから学んだ騙されない対策をお伝えします。
ちなみに私はすべて英語でのやり取りをしていました。
- 国際ロマンス詐欺のレアケースな実体験が丸わかりする
- 国際ロマンス詐欺にあわないための対策がわかる
- 私Cocoは長年の婚活生活の果てに、48歳でやっと結婚できたアラフィフの現役CA(キャビンアテンダント)です。
それではさっそく見ていきましょう。
パターン1:イギリス人のバツイチ子持ちエンジニア
私が遭遇したロマンス詐欺の詳細です。実際の写真もあるのですが、悪用されたご本人に配慮して非公開とします。
いきなりFB経由でコンタクトがある
パターン1はある日突然、フェイスブック経由でコンタクトをしてきました。
あなたの投稿写真が素晴らしい、あなたは素敵な人だ!みたいな感じだったと記憶しています。
今ならわかるのですが、フェイスブックで外国人からのいきなりの友達申請は100%詐欺です!
すぐに、「人違いです」とばっさり返した私。しかし相手は食らいついてくるのでした。
「そうなのね、なら別にメールのやり取りくらいなら英語の勉強にもなるしいいかな」と思って関係がスタートしました。
「エリスキン」という名前の彼の経歴はこんな感じでした。
- イギリス人
- ブレインという名前のお子さんとふたり暮らし
- 奥様は不幸にも交通事故で他界された(これはロマンス詐欺のあるあるな設定)
- 石油関係のエンジニアで自分でビジネスをやっている
このときは「ハングアウト」というGoogleのチャットアプリを使ってやり取りをしていたのですが、ひんぱんにオーディオトーク(電話)もしていました。
私個人的にこの当時はまだビデオチャットに慣れておらず、ちょっと抵抗があったので音声会話のみの交際でした。
ほぼ毎日、電話で会話をしていたので、まったく不審には思っていなかったですね。
マレーシアでお金が必要
しばらく経って、石油関係のエンジニアの彼がマレーシアの奥地にビジネスをしに行きます。
そこで田舎すぎてネット環境がどうのこうのでお金が送金できないから日本から送金してほしい的な依頼がありました。
正確には私の口座を貸してほしいとか、なかなか意味不明なことを依頼してきたと思います。
すごーく悲しかったことを覚えています。
巧妙なことに、そのビジネスの契約書みたいな書類一式(すべて英語です)を送ってきて信用させようと必死でしたね。なぜか顔写真付き!
それまではすっかり信じていた私でしたが、そもそも会ったこともないのにいきなりお金の無心をしてくるのは明らかにおかしいでしょ、と気づいてしまったのでした。
残念な気持ちでいっぱいでした。
でも気を取り直して、気丈に対応しましたよ。
「一度も会ったことがない人にお金を貸すことなどできません」
こうはっきり伝えると、急にガチ切れしたのです。
「なんていう人物なんだ、君は!信じられない悪人だ!」
そして最終的には、
「GO TO HELL!(地獄に落ちろ!)」
的な悪態を吐かれました。
そこまで言うかな(泣 まじこわい。
そしてジ、エンド。
このエリスキンさんはけっこうあっさり引いていきましたね。
検索すれば出てくる出てくる
このあと「ロマンス詐欺」という単語をはじめて知った私。検索すれば出てくる出てくる!同じようなテンプレの話はネット上にくさるほどありました。
このときほど無知な自分を後悔したことはありません。
無知なのは罪だというのは私のことですね。
石油関係のエンジニアというのもありがちな設定のようです。
これが記念すべき私のロマンス詐欺初体験でした(泣
パターン2:アメリカ人のバツイチ子持ちファッションデザイナー
2回めのロマンス詐欺にあったのは2016年ころでした。
マッチングサイト経由での出合い
2回めの彼は(私も懲りないわよね)登録制のマッチングサイトでつながったので、これまたすっかり信用していました。
彼の経歴はこんな感じです。
- ニューヨーク在住のバツイチ
- アパレル関係の仕事で自分のお店を持っているデザイナー
- ティーンエージャーの娘さんがふたりいて別居している
この彼はとにかく読みきれないようなボリュームの長文メールを毎日送ってきました。同じボリュームで返さなきゃ、と英語で返信するのが大変でしたから。
ハーレクイン・ロマンスか?と思うほどの小説ばりの描写で、私への愛をえんえんと語ってくるわけです。
もちろん使いまわしているメールなのでしょうけれどね。
「今、ベッドサイドで赤ワインのグラスを傾けながら、君のことを考えている」的な(爆笑
この人もそうだったけど、なぜゆえに会ったこともない私のことをそこまで大好きになってしまうのか?むしろ疑問だったし、普通に考えてもおかしいですよね。
この彼ともオーディオチャット(電話)のみで、ビデオチャットはしなかったのが悔やまれますね。
LINEでもつながっていたので、ビデオチャットもするべきでした。
ちなみに国際ロマンス詐欺の場合、ビデオ通話をお願いしてもうまい具合にはぐらかしてくるようです。顔出しはなし。
あやしいと少しでも感じたらビデオ通話は必須です!
この彼はもちろん偽造なんでしょうけど、自分のパスポートのコピーを送ってきて信用させようとしていました。もちろんアメリカのパスポートです。
さらにはふたりの娘さんと一緒に写っている写真とか、手がこんでいましたね。
今思えば電話での日々の会話も「きょうはなに食べた?」ばかりで、実際には興味ない相手なので話題もなかったのだろうなと思えますね。
オーストラリアで問題発生
しばらく経って、彼がオーストラリアに衣料品の作成&買い付けに出張に行くことになります。
そしてそこで問題発生!日本から送金してほしいと来たのです。
今週中になんとか支払いをしないと、今回のビジネスがすべてパーになるから助けてほしい!とプレッシャーをかけてきます。
アメリカの口座からはなぜか送金できないので、日本から送金してほしいと。金額は40万円でした。これまた微妙になんとか準備できそうないい感じの金額を言ってくるのですよね。
やっぱり、きてしまったか、とこのときは愕然としましたね。
もちろんどん底まで落ち込みました。でも負けなかった私。
開き直ってもう、いじってやろうと思った私はかまととぶって、
「お母さんに相談しないとそんなお金は送金できない」「お母さんに相談するから待ってほしい」
なんて言ってみました。
「君のような自立した大人がそんなことを言うなんてがっかりだ」
と返されましたが、すぐには引き下がらずまたいろいろ言ってきたのを覚えています。
この彼も私が断固としてお金を貸さないということがわかると悪態をついて去っていきましたね。
残念でした!
ロマンス詐欺にひっかからないため対策
2回もロマンス詐欺に遭遇してしまった私。国際結婚を狙っているとターゲットにはなりやすいと思います。
私の経験は5年以上前の出来事ですが、パンデミックで巣ごもり生活の今また、ロマンス詐欺の被害にあう方が増えているそうです。
私の経験から導き出した対策をお伝えします。
まずは写真をGoogle画像検索してみる
今の私ならすぐに、画像検索をしてみようと思いつくのですが、ロマンス詐欺にあっていた当時はそんな知識もなく。
写真は適当にネット上から拾って使われていることがほとんどなので、検索してみればすぐにわかるはずです。
白人のイケメン男性の写真を使っていても、やり取りしている本物の相手は謎の国籍のあかの他人で、鼻をほじってメールをしているのです。
私のようにネット関連に弱い人はターゲットになりやすいので要注意ですね。
ビデオチャットを早い段階で実行する
前述のとおり、なにかと理由をつけて顔出しを断ってくるのはあやしいです。
このご時世ですからフェイスタイムでもなんでもありますよね。できないほうが不自然です。
誰かに相談する
自分ひとりで相手と交流していると、正確な判断ができなくなっている可能性もあります。
できたらご家族や、それが恥ずかしいなら信頼できる友人に相談するのが望ましいですね。ことの経緯を聞いたら、「それおかしいよ」とアドバイスしてくれるはずです。
早い段階から熱烈な求愛はあやしい
早い段階から熱烈な求愛はあやしいですね。
私も疑問に思っていたのですが、なぜゆえにいきなり私のことをそんなに愛してしまうのかが摩訶不思議でした。
しかも会ったこともないのに、ますますおかしいですよね?
冷静に考えてみてください。あなたは絶世の美女とかお金持ちなのですか?そうではなかったら相手が急にそんなに求婚してくるなんてありえないですから。
しかもイケメン外国人ですよ!ありえないです。
おまけ:私がひっかからなかった理由
今振り返ってみて、私がお金を送金せずにすんだ理由が見えてきました。
とにかくお金にシビアだから
私の場合はお金にシビアというか、要するにケチなんですよね。
そもそも愛しているということとお金を貸すことはまったく別の次元の話だと思っています。
なのでもし今のパートナーでも、お金の無心をしてきたら断りますね。もちろんのっぴきならない事情がある場合は別ですが。
冷たい人だと思われるかもしれませんが、そこは本性なので変えられないですね。
そこまで本気で相手にのめり込んでいなかったから
私の場合は、あまりたやすく人を好きになれない性格なので、まわりが見えなくなるほどの盲目の愛!といった感じにはなっていなかったのもひっかからなかった理由だと思います。
もちろん、最終的にお金の話題が出たときは心底ショックでしたよ。
ああ、って。
でも相手が死ぬほど大好き!みたいな気持ちにまではなっていなかったので、傷も浅かったのかな、と思います。
大金をつぎ込んでしまう多くの人は「結婚しよう!」「いっしょに住もう!」攻撃でまいってしまうのでしょうね。
さいごに
私が過去に2回もロマンス詐欺に遭遇してしまった事例をご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
最後に対策をまとめておきます。
- まずは写真をGoogle検索してみる
- ビデオチャットを早い段階で実行する
- 誰かに相談する
- 早い段階から熱烈な求愛はあやしいと見る
今となってはロマンス詐欺の注意喚起もたくさんされているし、ひっかかる人なんていないと思いますよね。
それでも相手は手を変え品を変えアプローチしてくるのです。
その証拠に私のケースもどちらもテンプレには当てはまらないシナリオでした。
過去の私も婚活であせっていた貴重な時間をムダに費やしたと思いますが、無料英会話レッスンができた!とでも考えて自分を慰めることにしていました。
お金を失う被害だけでなく、精神的被害が大きいのがロマンス詐欺の特徴です。
みなさんも本当に気をつけましょうね。
この記事がどなたかの参考になれば嬉しいです。
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