こんにちは、パフォーマンスラブリーのCoco(@performancelovely)です。
別居婚がまだ認知されていないように感じる中で、なぜ自分は別居婚にまったく抵抗感がなかったのか、その理由を考えてみました。
実は昔からCA(キャビンアテンダント)やとくにパイロットには別居婚というスタイルをとっている人が多いのです。
そうなのです。
別居婚という言葉が普通に使われるようになったのはここ最近のような印象ですが、それよりずっと以前から通い婚?のようなスタイルは普通にありました。
「通う」という意味の英語で、「コミュートする」というのですが、まさにコミューターマリッジ(別居婚)という形態の人は本当に多いです。
この大きな理由は私たちエアライン業界の人間にとって、飛行機での移動が電車や新幹線などの移動と同じレベルのごく日常的なことであるというのが大きいと思います。
飛行機で移動するのが仕事なので、当たり前といえば当たり前なのですが。
九州や北海道などから羽田や成田のベースに通っているパイロットなんて腐るほど存在します。
移動するという行為に対するハードルがかなり低い人種なんだな、とつくづく思ったりしますね。
沖縄から成田に通っている現役キャプテンもいらっしゃいます。
それは普段から飛行機を操縦して、文字どおり世界中を飛び回っているのですからそうなりますよね。
このように、CA(キャビンアテンダント)にはパイロットほど多くはないですが、空を飛ぶ飛び職の人たちには通い婚・別居婚のスタイルが昔から多いのです。
こんな土台があったから、私自身も別居婚になんの違和感も感じなかったのだな、とあらためて気づきました。
この記事では、パイロットやCAの別居婚の実際の例と、気づいてしまった別居婚の最大のメリットをまとめています。
- 航空業界の別居婚・通い婚の実例がわかる
- 別居婚の最大のメリットがわかる
- 私Cocoは2019年に入籍して以来、ずっと別居婚という生活です。
- フライトをしながら気ままな別居婚生活を送っている、現役のCA(キャビンアテンダント)です。
この記事では、私の独断と偏見で感じた別居婚の最大のメリットと、航空業界の別居婚の実例をまとめています。
パイロットやCAの実例はどうでもいいので、別居婚の最大のメリットを早く知りたい!というかたは目次から飛んでチェックしてみてください。
それではさっそく見ていきましょう。
CAやパイロットの通い婚の実例紹介
ここから実際に存在する、私のまわりの人たちの例をご紹介していきます。
ロンドンまで通っていたCA(キャビンアテンダント)
今は残念ながら日本から撤退してしまっているエアラインに、ヴァージン・アトランティック航空というイギリスの航空会社があります。
日本人のCAを定期的に採用していましたが、あくまでもベースはイギリスのロンドンでした。
採用された日本人のCAはイギリスに住むことが条件になっていました。
このように、本来ならロンドンに住居を構えなければならないのですが、なんと日本からコミュートして通っていたCAがいます。
しかもそのCAのご自宅は、かろうじて関東地方ではありますが、成田航空からはけっこう離れた県にありました。
いやあ、根性入ってますよね。
そのCAはお子さんもいる家族持ちでしたが、よくて月に2回しか自宅に帰れないという生活でした。
これも立派な別居婚ですよね。
このCAの例は特殊ですが、ご自宅が自分のベースである空港から遠いという理由で、家族を残して空港近くにひとり暮らしをしているという別居婚のCAやパイロットはけっこう存在します。
ニュージーランドから日本に通っているキャプテン
ニュージーランドにお住まいで、日本の航空会社に通っているキャプテンもいらっしゃいます。
このかたは日本人のキャプテンなので、ちょっと異色かなと思います。
日本に滞在中はずっとホテル住まいです。
このキャプテンも、奥さまや家族のいらっしゃるニュージーランドに帰れるのはよくて月に1回だけという生活です。
そしてこのコロナの影響で、帰るたびに14日間の隔離生活がもれなくついてきたりで、本当に苦労されていますね。
ニュージーランドに帰っても、そして日本に来てからもそれぞれで隔離生活が待っているという状況です。
これはこのあとご紹介する、日本の航空会社で働く外国人のパイロットすべてにも共通することで、このパンデミックになってからずっと自国に帰れていない人もたくさんいらっしゃいます。
外国人のパイロットならいたって普通
もちろん外国人のキャプテンで、自分の母国から日本の航空会社に通っているというパターンはいくらでも例をあげることができますね。
今は定かではありませんが、外国人のパイロットをたくさん採用していた日本の航空会社がありました。パイロット不足が叫ばれていた時代です。
その会社では毎月1回は自国に帰れることを保証し、ビジネスクラスで自分の国と日本を往復できるという条件でパイロットを採用していました。
国内線がほとんどの航空会社だったため、パイロットたちは帰るときにはほかの航空会社のフライトを利用することになるのですが、なんと会社がそのチケット代も負担するという手厚いサポートでしたね。
さらには日本での住居も会社がフルサポートしていました。
このケースのパイロットたちもみんな立派な別居婚で、月に1回しかワイフや家族に会えないということになります。
でもパイロットにとってはこれ、まったく普通の感覚なのですよね。
ちなみにこういったケースのパイロットたちのスケジュールはどうなっているのかというと、かなりツメツメでフライトをして、月に10日ほどの連続したおやすみをなんとか抽出し、その間自国へ帰るというなかなかハードなスケジュールです。
毎月のまとまったおやすみ以外のスケジュールは、どうしてもかなりエグいキツさになってしまいます。
普通の感覚からすると、パートナーが毎月1回しか家に帰ってこないなんて、ちょっと驚きですよね。
これらのコミュートをしているパイロットたちのご家庭は、日本と海外での別居婚カップルといえますよね。
しかも自分の国のエアラインに転職でもしない限りは、ずっとこのままの状態です。
私もCAになってエアライン業界で働き始めたころは、かなりびっくりしていましたが、今では慣れてしまい、完全に感覚がマヒしてしまっていますね。
海外からコミュート(通っている)と聞いてもなんとも思わなくなってしまいました。
クルーズ船など船の仕事も通い婚
航空業界の例を見てきましたが、これって船の世界でも同じですよね。
世界一周などのクルーズ船や、海上保安庁にお勤めの人たちも、いったん航海にでかけたらなかなか帰ってきません。
立派な通い婚状態だと思います。
どうでもいいお話ですが初代ひみつのあっこちゃんのパパも、職業が船長でなかなか帰ってこないので、あっこちゃんはなかなかパパに会えないという設定でした。
年齢でるけど、わかる人いるかしら?
お父さんに毎日会えないなんて、あっこちゃんは本当にかわいそうだな、と幼な心に思っていたのを覚えています。
ひみつのあっこちゃんのお宅も、いってみれば別居婚みたいなものですよね。
単身赴任と別居婚はちょっと違う?
仕事で単身赴任のケースも別居婚には違いありませんが、ちょっと違うのかなと思います。
単身赴任の場合はほとんどが期限付きの転勤で、定年まで一生赴任先から戻らないというケースはほとんどないのでは?
別居婚の場合は、樹木希林さんと内田裕也さんのように、一生涯ずっと別居婚のままというケースだってあるのです。
また別居婚を選択するカップルの場合、その多くがお互いが仕事を持っていて経済的に自立しているというパターンだと思いますので、単身赴任のケースとは明らかに異なりますよね。
気づいてしまった別居婚の最大のメリット
私自身、2019年に婚姻届を提出してからずっと別居婚というスタイルでここまできています。
この約2年におよぶ別居婚生活の中で気づいてしまった最大のメリットがあります。それは、
結婚しているというステータスを手にしながら、独身時代と変わらない生活が送れること
もう、これにつきますね。
結婚しているというメリットを享受しつつ気ままな独身生活も送れてしまうという、別居婚はほんとにいいとこ取りな感満載です。
- あの人、完全に行き遅れている、とか
- 婚期を逃してしまった人なのね、とか
- 婚活に失敗した人なのか?、とか
- まさかゲイなの?、とか
このような想像しうるまわりからの視線を感じることなく、気ままな独身生活も謳歌できてしまうという、最強のスタイルが別居婚ですね。
もちろんあれだけうるさかった、親からの「いったいいつ結婚するんだ?」攻撃からも開放されます。当たり前ですが。
別居婚、最高です!
さいごに
最後にこの記事のまとめです。
ここまでエアライン業界のパイロットやCAにとって、別居婚というスタイルはいたって普通という実例と、気づいてしまった別居婚の最大のメリットをお伝えしてきました。
世間的に別居婚の実例はまだまだめずらしいのかな、と思っていたのですが、実は職場に腐るほあった!という気づきでした。
別居婚は最高!とお伝えしましたが、これはあくまでも私個人の主観です。
別居婚から離婚にいたるケースは残念ながら多いという悲しい事実だけは最後に記しておきます。
これからの方はよく考えた上で検討されてみてくださいね。
別居婚の注意点については別記事の
「【別居婚】はデメリットも多い?経験から学んだ別居婚の9つの注意点【実体験あり】」
でまとめていますので、よろしければ合わせてご覧くださいね。
この記事がどなたかの参考になれば嬉しいです。
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