こんにちは、パフォーマンスラブリーのCoco(@performancelovely)です。
今回はコロナ禍のハワイ旅行から帰国した際の、日本(羽田空港)での空港検疫についての体験談です。
今月頭に約1年半ぶりのハワイ旅行から帰国し、現在14日間の自宅待機中の身です。
この時期にハワイ旅行なんてけしからん!と思う方もいらっしゃると思います。でもハワイ州は日本からの観光客を受け入れていますし、ちょうど現地での所要も重なり、長期休暇の申請も通ったため、すべて自己責任で渡航を決意しました。
今回のハワイ行き。渡航前と帰国前のPCR検査など、いろいろなハードルはありましたが、予想通り!いちばんのハードルはやはり帰国してからの14日間の自主隔離でした(まだその最中!)
もともと引きこもるのは嫌いではないのですが、想像していたよりメンタルに悪影響があるかも。
それはさておき、この記事では今現在、海外から帰国した場合の到着空港での一連の流れについての実態をレポートします。
- コロナ禍の日本の水際対策の実態がまるっとわかる
- 日本の空港検疫について実際の体験談がわかる
ちなみに空港では写真撮影はNG!との注意書きがあったため、写真なしのレポとなります。
ネット上でも情報が錯綜している印象で、実際の対応も日々変わっていると思います。最新情報は厚生労働省のオフィシャルサイトでご確認ください。
日本の水際対策に係わる処置とは?
日本の水際対策は、海外から日本に入国するすべての人が対象です。もちろん日本人も対象です。
- 検査証明書の提示(新型コロナウイルスの陰性証明書)
- 検疫所が確保する宿泊施設での待機・誓約書の提出(該当する国によっては待機が必要ですぐに動けない!)
- スマートフォンの携行、必要なアプリの登録・利用
- 質問票の提出(隔離場所の連絡先確認)
上記2番め、該当する国や地域に滞在していた場合は、政府指定の施設での隔離が必要になります。そのあと(通常は3日後、これも滞在していた国や地域によって異なる)再度新型コロナウィルス検査を実施して、陰性であればやっと自宅などに帰れます。しかしトータルで14日間の隔離は引き続き必要です。
ハワイ州は対象になっていませんが、アメリカも州によっては指定された宿泊施設で3日間の待機が必要となります!ちなみにフロリダ州なんかも対象です。(2021年7月現在)
これ以外の帰国者は空港での検査が陰性と判明したら、ご自身の隔離場所へ移動できます。(この際、公共交通機関は使えません!)
私は厚生労働省指定のハイヤーを手配していました。自宅が羽田から近くてよかった(泣
ここで行きでは国内線の飛行機を利用できますが、帰りは利用できない!という問題が生じるのです。最悪、レンタカーで自分で運転して帰るか、空港近くのホテルで14日間の隔離を終えてから、国内線に乗って帰宅するということになります。
詳しくは厚生労働省の公式サイトの水際対策に係る新たな措置についてで確認できます。
機内で配られたもの
飛行機の中で配られた書類はこの4点です。
- 誓約書
- 入国される皆さまへのご協力のお願い「健康カード」
- 出国前検査受検及び入国に当たって必要なアプリのインストールについて
- 税関申告書(平常時はこれだけのはず)
機内で記入しますが、私はワイキキショッピングプラザのPCRセンターで同じものをいただいていたため、すでに記入済みでした。
日本の空港検疫の実体験
とりあえず、飛行機を降りてから空港を出るまでには丸々3時間かかりました。
飛行機からもなかなか降りられないことを想定していたのですが、けっこうすんなり降機の案内があり、そこはよかったです。到着から約5分ほどで降りられたと思います。
オリンピック開催前だったので、飛行機を降りる際に、オリンピック・パラリンピック大会関係者と一般乗客と導線を分けて対策を行っていたのが印象的でした。
以前はもっと時間がかかっていたようなので、トータル3時間はまだマシなのかも。
検査証明書の確認
まずは検査証明書の確認なのですが、これに関しては私はハワイからの帰国でよかった!と痛感しました。
なぜならこの検査証明書の不備で、日本に入国できない!なんてケースも実際に発生しているようなのです。
渡航先で入国前72時間以内に新型コロナウイルスの検査を受け、日本政府指定の証明書を提示しなければ帰国便に搭乗できません!
ANAさんからもこの72時間以内に受ける検査と陰性証明書についての注意喚起のメールやショートメッセージが、通算で10通くらい届いていました!そのくらい重要!
ハワイではHISさんが行っている専用のPCRセンターが存在したので、私はなにも心配することなくすべておまかせで準備できました。(すべて日本語対応&日本人スタッフ!)
これがほかの国だったらそうもいかず、自分で全部確認するしかなかったでしょう。
あとになっていかにあの陰性証明書が重要だったかがわかってきた次第です。フォーマットの不備などがあれば、そもそもホノルルのダニエル・K・イノウエ空港で、飛行機に乗れなかった!というわけなのです。
たしかこのタイミングで検査キットを渡され、機内で配られて記入した「健康カード」に番号が書かれたステッカーを貼られて「あなたは今日この番号です」という案内があったと思います。
空港検疫ではこの番号で管理され、検査結果もこの番号で掲示板に表示されました。
新型コロナウィルス抗原唾液検査
お次は順番に抗原唾液検査のブースへ進みます。
ひとりずつパティションで区切られたスペースで、壁(もしくは窓)に向かってひたすら唾液を容器に溜めていく作業に没頭します。
とくに説明などもなく、各自各ブースの壁に貼られている案内書きを見ながら、自分で容器に唾液を溜めていきます。
大人はいいですが、お子さん連れのお母さんがいらして、子供がぐずって泣き出したりしていてとても大変そうでしたね。子供の唾液摂取は大変そうでした。
ちなみにこの唾液を採取するスペースから人の体液の匂い(夏場の汗臭い人の匂い!)が空港検疫のスペース全体に充満していて、私は具合が悪くなりそうでした。
いまこうして書いていても、その匂いが思い出されて気分悪くなるレベルです。
以前は鼻に綿棒で細胞摂取のPCR検査だったのですが、検査結果が出るのに時間がかかりすぎるため、唾液による抗原検査に切り替わったという経緯があるようです。
この抗原唾液検査終了の時点で、飛行機が到着してから約50分が経過していました。
これで私個人的には4回目の新型コロナウイルス検査を体験したことになりました。
必要アプリの確認やら
そのあとも延々といろいろなブースを回って、ひとりずつアプリや書類の確認をしていきます。
何度も何度も同じようなことを聞かれて確認されたり、何か所も回ったので、詳細はよく覚えていません。
まさに怒涛の書類確認でした!何度も出し入れするので、クリアファイルにまとめておくことを強くおすすめします。
とにかくこの空港検疫には相当な人員が動員されていて、担当者には外国人の方もいらっしゃいました。(たぶん中国系の方)
必要なアプリの確認では、ひとりずつスマホの設定を開けて、位置情報の設定やブルートゥースのオン確認などするのですから、これはかなりの手間ですよね。
意外だったのがみなさん防護服着用!みたいな仰々しい感じではなく、マスク着用のみなんて担当者がほとんどでしたね。(みなさんすでにワクチン打ってるとか?そういうこと?)
必要なアプリや書類の確認やら隔離場所の確認など、ひと通りの作業が完了したのが、飛行機を降りてから2時間後くらいでした。
私はまだハワイからなのでいい方だったのかもしれませんが、長いフライトのあとでこれは実際きついですね。疲れ倍増!みたいな極地。
新型コロナウイルス検査の結果待ち
最後にまたえんえんと並んだあと、やっと新型コロナウイルス検査の結果を待つ待合スペースへ移動します。
羽田空港第3ターミナルの場合は、通常は搭乗ゲートとして使われているスペースが、検査結果を待つ待合スペースになっていました。
そこに電光掲示板が設置されていて、結果が出た番号が表示されます。
ちなみにこの待ち合いスペースで、皆さんのイライラ度合いがマックス!な感じで、負のオーラの充満具合が半端なかったです。
皆さん疲れているし雰囲気最悪でした。実際に、関係ない航空会社の地上スタッフにずっと文句言ってる人とかも存在しました。
この魔の待ち時間が本当にきっちり1時間でした。
私は比較的ほかの方より早い方だった気がします(なんとなく肌感覚で)
このスペースは搭乗ゲートなので、飲み物の自動販売機くらいしかありません。お腹空く人もいると思います。
私はこの自販機で冷たいお茶を買ってしのいでいました。
前述のように、付近一帯に立ち込めていた体臭(夏場の汗臭い人の匂い)ですっかり気分が悪くなってしまっていたのです(涙
ほかの人、感じないのかな?と不思議でたまりませんでした。
イミグレ・税関を通って無事帰国
自分の番号が表示されたら各自係員より検査結果を聞きます。無事陰性!
そこで唾液抗原検査陰性の証明書(こちらの赤紙です!)を受け取って、やっと空港検疫終了です。お疲れさまでした!
そこからは通常時の流れです。検疫官がいる検疫ブースで、いただいた赤紙を見せて通過。その後やっとイミグレーションと税関を通って帰国という流れでした。
本当にまる3時間!
公共交通機関は利用できないので、私はANAさんのサイトから「帰国者専用のハイヤー」を予約していたのですが、この時間も到着から3時間後にしておいてちょうどよかったですね。
終わった頃にはぐったりでしたので、この点ではハイヤーでよかったのかも。
ちなみに都内の自宅まで、料金は約15,000円でした。
電車なら500円もかからないので、これも痛い出費(泣
さいごに
コロナ禍の海外から日本に帰国した場合の空港検疫の実態について見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
私も知りませんでしたが、日本の空港検疫の厳しさは知られた存在らしいです。
「ザル」などと評されて改善したのでしょうか?
とにかく膨大な人員や手間がかかっているのは間違いない、日本の空港検疫でした。3時間でも私はぐったりで、あのプロセスをもう一度やれと言われたら、ちょっと厳しいかも。
いったいいつまで続くのでしょうね?
残念ながら当面は続きそうですし…、この記事が海外から帰国されるどなたかの参考になればと思います。
それでは、また♡
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