こんにちは、パフォーマンスラブリーのCocoです。
かなり出遅れてしまいましたが、新年あけましておめでとうございます。
というのも、新年早々の2日から激務が続き、そこから3日間で今月のフライトはもうほぼ完結!というかなりかたよったスケジュールを会社からいただいたからなのでした。
ちなみに、1月2日から1月4日の3日間で、なんと10本の国内線のフライトしたという驚がくの事実です。
どのくらいハードだったかというと、パンデミック前でもここまでの忙しいフライトパターンはなかったわよ!というくらいのハードさです。
50歳という年齢の私Cocoにはかなりこたえました。
そんなこんなで、新年のご挨拶もままならず、ここまできてしまいました。
言い訳はこのくらいにして、まだまだ先の見えないエアライン業界で、CAたちの現状を記しておこうと思います。
- 私Cocoは国内・海外のエアライン合計4社でフライトの経験がある
- 現在も現役CAとしてフライトをしている
フライトは相変わらず少ない
GO TOトラベルキャントラベルキャンペーンが盛り上がりを見せ、フライトの活気も戻りつつあるのでは?と感じていた矢先にまたコロナの感染者が広がりを見せ始めたのが先月12月のこと。
まさかのGO TOトラベルキャンペーンの停止が発表されましたね。
政府は全国において、12/28(月)から2021年1/11(月)までの間、GO TOトラベルキャンペーン事業の一時停止を発表しました。
あれだけGO TO事業はやめないと言っていたのに、不意打ちでしたね。
個人的にも年末にホテルの予約をしていたので、本当にびっくりと同時に残念な発表でした。
楽しみにしていたのにぃ。
そしてまた12月中旬から年末にかけて、各エアラインでもさらなる減便対応がなされました。
かたよったスケジュールのわけ
単純に年始はもともと帰省などで人の移動も多いため繁忙期なのですが、さらにCA自身もおやすみの申請をする人が多くいるため、おやすみ申請をしなければフライトが詰め詰めになるのは当たり前の事態なのです。
お休みをリクエストしても却下されてしまう同僚もいるくらいなので、本当に争奪戦ですね。
年末年始にお休み申請が通りにくいのは毎年のことなのですが、フライトがかなり減っている今年も例外ではなかったのでした。
心の準備はできていたのですが、まさかここまで詰め詰めのスケジュールを出してくるとは、ここは想定外でした。
フライトの内訳:
- 1月2日 国内線4区間
- 1月3日 国内線3区間 からの福岡ステイ
- 1月4日 国内線3区間
合計3日間で10セクターの国内線のフライト
パンデミックでおやすみぐせがすっかり板についてしまったご老体には、この連勤はかなりこたえました。
しかし、フライトがあるだけありがたい!と気持ちを前向きに持っていき、なんとか持ちこたえました。
ポジティブ思考は大切!ですよね。
ちなみに会社によって異なりますが、現在のエアラインではおやすみ申請が重なった場合、年功序列によりシニアのCAから優先的に取得できる仕組みです。
実際に、回復にはまる3日間ほどかかってしまうような疲労具合でした。

先の見えない不安
昨年末には会社が募集した希望退職制度により、多くの同僚が会社を去っていきました。
私自身も、もちろん他のCAもかなり複雑な心境で昨年の年末は過ごすこととなりました。
それぞれが人生において重要な決断をくだした2020年の年末でした。
これはどの業界でも一緒だと思いますが、やはりエアライン業界が受けた打撃は本当に大きすぎました。
副業は必須
昨年の4月からフライトは激減しており、平均して通常時の3分の1から4分の1程度の便数にまで減っています。
この状況は年末、年始をはさんだ昨年12月から今年の1月でも変わりませんでした。
国際線については全便運休が続いており、国際線が主力のエアラインにとっては本当に厳しい状況が続いています。
CAの副業を認めるのは異例
それを受けて会社も副業を許可し、同時に副業をあっせんしたりまでするようになりました。
エアライン業界で副業を認めるというのはこのパンデミック以前だったら考えられないことです。
どこの企業でも一緒だとは思いますが、
- 情報がもれては困る
- 副業により体調的に完璧な状態でフライトに臨めないと困る
- 会社としてのイメージが損なわれる恐れがある
こんな理由から副業は認めていないというのが普通だったので、かなりの変化なのですよね。
でも、ここまで仕事が減ってしまうともう致し方ない状況で、副業も認めざるを得ない現状だったのでした。
私Cocoの肌感覚ですが、ほぼ半数のCAが副業でなんとか生計をたてているといった状況です。
日本でCAの副業OKは今回が初めての体験だそうです。
CAの副業は難しい
私たちCAのスケジュールは、毎月前月末になってやっと決定するというのが普通なので、副業との調整はかなり困難だと言えます。
月末のスケジュール発表まで予定がまったく分からないので、もちろん曜日を決めて勤務するといったことも不可能なのです。
かなり柔軟に対応してくれる勤務先でないと厳しいですよね。
それでもみんななんとか副業先を探して頑張っています。
- 飲食店
- ホテル
- ジムなどの受け付け業務
- 前職での勤務先
- 工場での簡単な作業
- 簡単なデータ入力作業
- 美術館、博物館などなど
私が知り得るのはこんな感じです。
休業手当が頼みのつな
私Cocoの場合も、休業手当がいただけているのでなんとかこれまで生活できていますが、もし休業手当が打ち切りになってしまったら・・・、
本当に家賃が支払えない状況になるのは間違いないです。
そうなったら本当にバイト先を探さないと、今の生活を維持するのはとうてい無理です。
ちなみに私Cocoは別居婚のため、夫婦でお財布はまったく別でそれぞれが自分で生計をたてています。
CA職は中毒性あり
これまでCAの経験しかなかった同僚が、副業によって他の業種も経験できてそれはそれでいい経験になっている、なんてかなりポジティブなことを言っていましたが。
やはり私たちは飛びたいのですよね。
先日も、「CocoさんはずっとCAをされてきてどうですか?他の仕事を考えたりはしないのですか?」なんて他のCAから質問されたのですが、こう答えました。
CAの仕事って、たとえ嫌になって辞めたとしても、また時間が経つと確実に飛びたくなる、そういう不思議な職業なのよ。
はい、本当にそうなのです。
フライト中はアドレナリンでも放出されているのでしょうか?
それは分かりませんが、私たちCAはかなりのプレッシャーを感じながら日々のフライトをしていることは間違いないと思います。
- そのテンションがクセになるのかも?
- 気圧の関係で頭がおかしくなっているのかも(笑
先の見えないエアライン業界でこのまま仕事を続けていて良いのだろうか?
多分そんな不安からこんな質問になったのだと想像はできますが、その彼女にもいつか分かる日が来るのだと思います。
さいごに

CAは一期一会という言葉があるように、常にそのいち便いち便での出会いを大切にしています。
そして、常にベストなフライトでなければならない!
そんな想いで毎回のフライトに臨んでいます。
私Cocoが一番気を遣うのはやはりボーディングの時、第一印象で最高の笑顔(マスクの下ですが)やご挨拶でお出迎えをするよう心がけています。
この先本当にどうなるかは分かりませんが、このパンデミックにもいつかは終わりの時がやってきます。
明けない夜はない!
それが何年先になるのか(そこが最も重要な問題なのですが…)それまでフライトができるということに感謝を忘れずに、日々の出会いを大切に粛々と業務に臨むまでです。
とにかく感染予防だけはしっかりと行っていきましょう。
皆さま、2021年もどうぞよろしくお願い致します。
ではまた♡
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